

――入学のきっかけは?
龍馬:高校のとき部活で体を壊すことが多くて、接骨院に通っていました。そのうちに先生たちと仲良くなって、いろんな話を聞いたりするなかで、柔道整復師っていい仕事だなって感じるようになったのが始まり。そこから色々と調べて、この学校がなんとなくいいなって思って。それで接骨院の院長に「柔道整復師になりたい」って言ったら、たまたま院長がここの卒業生で(笑)。今でもいろいろとアドバイスももらっています。
――入学前の不安は?
龍馬:勉強の不安もあったけど、一番は友達ができるかな、、、みたいな。自分は青森出身だから「こっちの人と馴染めるかな」とか。実際に入ってみると、県外から来ている人も沢山いて、打ち解けるのには時間がかからなかったですね。
璃子:わたしもその不安あった。でも、わたしは同じ高校の友達と一緒に来たから。私は宮城出身。
――1年生への不安へのアドバイスは?
涼果:愛嬌と、頑張る姿をみせることで、みんながついてくると思います!(笑)
全員:さすが!!

――今の学校生活は想像通りの学校生活?
どんな授業が楽しい?
涼果:休み時間は10分。だんらんしているかな。楽しくしています(笑)。ランチは、最初はお弁当持ってきていたけど、今は近くのコンビニに行くかな。放課後は5時10分におわるから、バイトしたり、勉強したり、ゆっくりもできる。朝も9時50分と遅めだから、夜もゆっくりできるし。ゆっくりした学校生活が送れるよ。
璃子:実技は楽しい。座って聞く授業は、、、(笑)。1年生のときは包帯巻いたりします。2年生になると整復する。整復法を生徒同士で練習したりしています。
涼果:1年生のときに習う基礎が結構大事。1年生のときにどれだけやったかが、結構大きい。解剖生理学のように大事な教科を習うのが1年生のときだから、それを3年生になって復習するのは大変。2年生はドクター科目とか、パッパラパーって(笑)。ぜんぜんわからなかったけど、授業をいかに聞くか、だね。授業外でやるのは大変だし。他に勉強しなくても、授業だけはしっかり聞いておかないと。
龍馬:後期はわりとプロジェクターの授業もあって、図とかでてくるから楽しい。解剖学が好き。筋肉がわかってくると楽しい!!生理学はパッパラパーで(笑)。
涼果:先生方は私達の質問にも丁寧に教えてくれる。分からないことがあれば、すぐ聞けるからありがたい!
龍馬:最初のころは何がわからないのかもわかんない。ほんとパッパラパー(笑)ってかんじ。何がわからないかがわからなくて聞きに行けない(笑)。そんな時先生が放課後に勉強している僕をみつけて、アドバイスをくれて。「これ」と「これ」だったのが「繋がりがある」っていうのを気づかせてくれる。
――先生たちは近い存在?
全員:うん、壁はない!いつでも声をかけられるよ。
――実技の授業はどんな内容?
龍馬:柔道は高校生のときに少しやっていたけど、経験者っていうほどじゃなくて。先生は受身を教えてくれる。他の実技は、包帯巻いたりしています。
璃子:柔道は2年生ではやらないよ。柔道は初めてだったけど、難しいことはないよ。受身も基礎だから、経験者じゃなくてもできるよ。
――アルバイトと勉強の両立は?
涼果:居酒屋でバイトしていました。休日は午前中をうまく利用していたかな。インターンをやっている人も多い。インターンやると、授業と現場が繋がるかんじがして、教科の内容も自然と頭に入ってくる。
龍馬:僕もインターンしたいです。
涼果:うん、経験つめるよ。
――県外から応募してくる新入生に向けて生活のアドバイス
龍馬:一人暮らし?実家?僕は一人暮らし。
涼果:長町はなんでもあるよ。
龍馬:住むなら学校の周りがいいよ。バイパスが通っているから、店もそろっているし。引越ししてきたばかりのときは、どうしようってかんじでその日暮らし(笑)。でも、バイパスの通りはスーパーも生活用品店もあるし。自転車があれば十分。電車で仙台まで出られるし。久しぶりに実家に帰ったとき、毎日ご飯つくってくれるお母さんのありがたさとか、毎日メニュー考える大変さとかがわかってさ、、、。お母さんの誕生日に初めて、「ありがとー」って言った(笑)。はずかしー。こっちきて本当にありがたみがわかってさ。勇気がいったよ、、、。
――柔道整復師の魅力、プライドって?
涼果:確かに柔道整復師の印象はそこまで有名じゃない。私も作業療法とか理学療法も考えましたね。でも、柔道整復師って自分の意思で働ける仕事だと思うんですね。独立開業もできるから、決めました。
璃子:うちはお兄ちゃんが柔道整復師なんです。震災があったときに、体育館でお兄ちゃんがおばあちゃんの脚をマッサージしたりしているのをみて、いいなあって思ったの。お兄ちゃんもここの卒業生。
龍馬:柔道整復師の免許って、接骨院で働くだけじゃなくて、在学中でもやりたいことがみつけられる。スポーツトレーナー、マッサージ系、リラクゼーション系、リハビリ、いろんな道がある。それが魅力。
涼果:柔道整復師は免許取ったら機能訓練指導員の免許もついてくるし、運動療法やリハビリを手伝ってあげられる。私のおねえちゃんが介護士なんだけど、介護士の間でも柔道整復師は一緒に働く上で大きな存在だって言ってた。
――将来どういう柔道整復師を目指している?
卒業後のビジョンは?
龍馬:若い世代のサポートがしたい。夢があるんだけど、その夢をかなえたときに、すぐ即戦力として使ってもらえる人に卒業したときになっていたいから、今からインターンもしていきたい。学校だけじゃ、他の人たちとスタートが一緒。卒業したときにもう先に立っていたい!というくらいの気持ちでやっています。夏休みに地元に帰ったときに、通っていた接骨院の院長に会いに行ったんだ。やっぱり実際体を触るとおもしろい!勉強したこととかも、院長に教わりながら、「あ、これが習った筋肉か」なんて思ったりしました。お金も必要だからバイトはしているけど、その夢をかなえたいから、インターンがしたいな。
涼果:私は学校の先生に憧れてるの。
龍馬:すごっ!
涼果:1年生が終わったころ、先生になりたい、と思い始めたの。教師の免許をとろうと思っています。
――新入生へのメッセージ
龍馬:柔道整復師だからって柔道やっている人じゃない。いろんなスポーツをやってきた人がこの学校にいて、そういう人の集まりでサークル活動もやっているし、フットサルやバスケもあるよ。先輩、友達の繋がりがもてるから楽しい!
璃子:勉強が苦手な人からみたら専門の勉強って大変なかんじがすると思うんだけど、スタート地点は一緒。だからみんなでがんばれる。
