救急医療コラム

今日はアスレティックトレーナーの「救急医療」というドメイン(分野)をご紹介します。

スポーツの現場で「救急」の事態になるとき、ありますよね。試合中にフロアやフィールドにダウンする選手を想像してください。

アスレティックトレーナーはスポーツ現場での医学的評価・対処を行うファーストレスポンダー。 誰より早くその場所へ駆けつけ、状況を確認し、対応方法を判断します。

大量出血、骨折、心肺停止、呼吸困難、脳震盪、熱中症、、、などなど。 すぐにメディカルアテンションが必要になる現場に医師がいないことは多々あります。

どの程度の救急なのか。 救急車を要請する赤旗なのか。 救急車を待つ間にどんな対応が必要なのか。 ほんの1分ほどで決断しなければいけません。 bjリーグの場合は30秒から1分ですね。 ここでの判断が選手生命にかかわるとしたら、とっても大事な1分。

緊張がはしるその瞬間に冷静な判断をするためにはどうしたらいいのでしょうか。 長年やっているプロのトレーナーだって救急医療の現場は緊張します。

私は心肺停止の選手はまだ対応したことがありませんが、 今までのトレーナー生活で救急車を要請したのが3回。 呼吸困難、脳震盪、大量出血は数回ずつ。 高熱、嘔吐などは数え切れません。

そして、心肺蘇生法。NATAでは、トレーナーはCPRとAED資格を所持し、2年毎に更新が義務付けられています。

医療技術は常に変化、向上しています。 6年くらい前は15回の心臓マッサージのあとに2回の人工呼吸がベスト、とされていたものが、 2年前は30回の心臓マッサージのあとに2回の人工呼吸のほうが蘇生確率が高い、ということで変更になりました。

予測不可能な救急事態だからこそ、その場を想定した「訓練」が大切ですね。

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